先にいっておくとこのシリーズ、恐ろしく長い。文字にしてみるといかにいつも自分の話が長いか実感した。申し訳ない。

そのため書いては消し、書いては消しを繰り返した。

帰りの4時間のフライトの中で描いたので、それくらいには長い。

いつ行きたいと思ったのかは覚えてはないが、まあなんか20代のうちにやっときたい的な感じで海外旅行を実績解除的にしてみたくなったんだと思う。

ベトナムを選んだのには理由があって、海外旅行に行くなら一人だということは決めていたので、飛行機の安い東南アジアの中から「東南アジア 治安」と検索し、その後「ベトナム」と検索し出てきたハロン湾の画像が美しかったからだここでええやんとなったわけ。

とはいえ理由はそれだけで、流れるままに飛行機をとってしまった。今考えると1ヶ月前の予約ということもあり最安値の2~3倍の値段で予約したぽい。結果的に行って本当に良かったので思い切りの良さや時間を買うことの大切さをあらためて実感した。値段をためらって行かないことにした世界線の方が恐ろしい。

無知の無知も大切だと思う。

1/8(水)

前日になっても次の日からベトナムにいるイメージは全く湧かなかった。

出発日のお昼までいつも通りMILCで国試の勉強をしていたし、普通に集中できてしまった。

車だしを探すのはめんどくさく、しかし荷物は最悪全て盗まれて帰ってくると思ってたため、自分の車で駅に向かうこともできず、大学からバスに乗り最寄のえち鉄の駅へと向かった。

初めての海外一人旅

別に海外旅行自体は初めてではない。しかし一人で行くというのが初めてだった。

これまでのそれは日本人の友達や家族と日本語を話しながら日本人のガイドさんに説明してもらうというようなものだった。日本人号というカプセルにみんな乗って宇宙旅行するイメージ(?)。安全だし何より快適。

今回は初の”船外活動”というわけである(やかましい)。

まあ要はとにかく「初めて」の感覚しかなかったということが言いたいだけである。この辺はまた別の機会に書く。

想像ができなすぎて逆に緊張もしなかったが、迂闊にちょっと想像して見ようとすると急に不安になってしまう。

「本当にどんな感じか全くわからん、ただこの感覚が失われてしまうことだけは確実にわかる」

と言うツイートともにその時の感覚をつらつらと呟いていたが、やはり書いといて良かった。やはり完全に失われた。

当時のワイ曰く「死後の世界」くらいわからんかった模様。この感覚お分かりいただけるだろうか。ちなみにおれは何言ってんのこいつとなった。

実感がなかったから、と言うのはただの言い訳だが全く荷物がそれっていなかった。

そのためモバイルバッテリー、パスポートケース、なぜかレンズを含む買い物でヨドバシカメラで2時間ほど過ごしてしまった。amazonで買っておけ、マジで。

元々快活に泊まるつもりでいたがこんな感じで荷物の開封もしなきゃいけないのでホテルを探していたら、関空まで4,5駅の駅の目の前にあるジムサウナ付きで当日予約が3,000円台のコスパ最強ホテルを予約することができた。

どこやっけと思ってスマホのマップを開くと、「Siriからの提案」をいただきナイスぅ〜と思い向かった。あれ?駅から20分歩くんか、ああなんかオレ勘違いしとったわと思い歩くとそこにはしゃぶ葉。もう一度予約サイトで確認すると全然違う駅やしやっぱ駅目の前。そのままスマホを下に叩きつけるのをなんとか堪えながら、日本でこの様って、向こうで大丈夫か、、?と怒りはそのまま全て不安に変換された。

そんなこんなでようやく到着するも疲れ切っていたのでジムもサウナも使用せずコスパを強くらいに下げ、勢いそのままエアコンは弱にして(だまれ)布団に入った。

続く。